アイシングクッキーのデコレーションやキャラ弁、ハロウィンや推しカラーのお菓子作りなどで活躍する「食用色素 黒」。
真っ黒のクッキーやケーキを作りたいときに便利ですが、赤や青などに比べると店頭で見つかりにくく、
「どこで売ってるの?」「100均にもある?」「通販だとどれを選べばいい?」
と迷ってしまう方も多いと思います。
この記事では、
「スーパーで買える?」
「ダイソーやセリアなど100均にもある?」
「通販で買うならどんな商品がある?」
といった疑問にお答えしながら、食用色素 黒が買える販売店と選び方を、わかりやすくまとめていきます。
食用色素 黒とは?
食用色素 黒は、食品やお菓子を黒く着色するための食品添加物(食紅の黒バージョン)です。
タイプはいくつかあり、主に次のようなものがあります。
- 粉末タイプ:水やアイシングなどに溶かして使うタイプ。少量でしっかり発色し、和菓子やクッキー生地にも使いやすい。
- 液体タイプ:そのまま数滴ずつ加えやすく、色の調整もしやすい。
- ジェル・ペーストタイプ:海外ブランドに多く、アイシングクッキーやバタークリームをしっかり濃い黒にしたいときに便利。
原料としては、
・複数の合成着色料を組み合わせて黒くしたタイプ
・植物炭末色素(炭の色)など、黒い天然由来色素を使ったタイプ
などがあり、商品によって配合が異なります。
市販品では、共立食品の「ホームメイド 食用色素 黒」や、海外ブランドのウィルトン(Wilton)、シェフマスター(Chefmaster)などのジェルカラーが代表的です。
スーパーに売ってる?
赤や黄の基本色に比べると少なめですが、黒の食用色素を置いているスーパーもあります。
特に、
・イオン
・イトーヨーカドー
・西友
・マックスバリュ
・ダイエー など
製菓材料コーナーがしっかりしている大手スーパーでは、
・共立食品などの「食用色素(黒)」
・複数色セットに黒が入っているタイプ
が並んでいることがあります。
ただし、店舗によっては「赤・青・黄色だけ」「セットのみで単色黒はなし」ということも多いので、
- 製菓材料コーナー(チョコペンやトッピングの近く)
- 砂糖・小麦粉・ベーキングパウダー周辺
などを中心に、パッケージの色をよく確認しながら探すのがおすすめです。
100均(ダイソー・セリアなど)に売ってる?
黒の食用色素を気軽に試してみたいなら、100均はかなり有力な選択肢です。
特に、
・セリア:「粉末食用色素」という名前で、ピンク・青・赤・黄・黒の5色が販売されていることが確認されています。製菓コーナーやキッチン用品コーナーに置かれていることが多いです。
・ダイソー:店舗によっては、食紅・色粉・ブラックココアなど、黒っぽく着色できる素材が販売されています。
100均の商品は、
- 少量パックで試しやすい
- 価格が安いのでお試しや子どもとのお菓子作りにも◎
といったメリットがあります。
ただし、すべての店舗で黒が置いてあるわけではなく、売り切れや取扱終了の場合もあるので、見つからないときは別の100均や他の販売チャネルも合わせて検討しましょう。
コンビニに売ってる?
セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなどのコンビニで、黒の食用色素が常時並んでいるケースはかなり少なめです。
ごく一部の大型店で、製菓材料コーナーが設けられている場合に扱いがあることもありますが、
・基本的には「コンビニで買える」とまでは言いにくい
・あったとしても色のバリエーションが限られている
というのが実情です。
どうしても今日すぐに欲しい場合は、コンビニを探すよりも、スーパーや100均・製菓材料店を優先した方が見つかりやすいでしょう。
ドラッグストアに売ってる?
ウエルシア・マツキヨ・スギ薬局・ツルハドラッグなどのドラッグストアでも、食品・お菓子コーナーが広い店舗では、
・ゼラチンやホットケーキミックスなどと一緒に、食紅(食用色素)の棚がある
・その中に、黒を含む色セットや単色黒が置かれている
といったケースがあります。
ただし、ドラッグストアは店舗ごとの差が大きく、
- まったく取り扱いがない店舗
- 赤・黄などの基本色だけ置いている店舗
も多いため、「ついでに見てみる」くらいのイメージで探すのがおすすめです。
業務スーパーに売ってる?
業務スーパーでは、
・業務用の粉類やスパイス
・大容量の製菓材料
などが充実している店舗もあり、粉末の食用色素や黒色の製菓材料を扱う店舗もあります。
一方で、
・PB(プライベートブランド)中心で色素の品ぞろえが少ない店舗
・一般向け菓子材料のスペースが小さい店舗
もあるため、こちらも店舗や地域によって置いているかどうかに差が出やすいチャネルです。
業務スーパーで探すなら、
- 製菓材料コーナー
- スパイスや粉末調味料の棚
あたりをじっくり見てみるとよいでしょう。
カルディに売ってる?
カルディコーヒーファームでは、
・海外のケーキミックスやクッキー用デコ素材
・製菓用のチョコレート・スプレーなど
が多く並んでいますが、黒の食用色素単体が常時置いてあるわけではありません。
一部店舗や時期によっては、
・アイシング用のカラーセット
・ハロウィンやイベント向けのデコレーション素材
の中に黒が含まれていることもあります。
ただ、色素単体を確実に買いたい場合は、カルディだけに頼るより、通販や製菓材料専門店をあわせてチェックするほうが安心です。
成城石井に売ってる?
成城石井は、輸入菓子や製菓材料など、こだわりの食品を扱うスーパーです。
店舗によっては、
・輸入製菓材料コーナー
・お菓子作りコーナー
に、色付きシュガーやトッピング素材と一緒に食用色素やアイシングカラーが並んでいることがあります。
ただし、
- 黒単色が必ずあるとは限らない
- セットに含まれている形の方が多い
といった傾向があるため、「成城石井なら必ず黒が買える」とまでは言えません。
コストコに売ってる?
コストコでは、
・カラフルなデコレーションシュガー
・カップケーキ用のトッピングセット
・アイシングカラーのセット
など、お菓子作り好きには嬉しい商品が並ぶことがあります。
その中に、黒が含まれているアイシングカラーのセットが販売される時期や、海外製のカラーセットが入荷するタイミングもあります。
ただし、
- 入荷する色やブランドは時期によって変わる
- すべての倉庫店で同じ商品を扱っているわけではない
という特徴があるため、コストコで黒の食用色素を探す場合は、あくまで「見つかればラッキー」くらいのスタンスで、デコレーション関連の売り場をチェックするとよいでしょう。
デパ地下・製菓材料店に売ってる?
黒の食用色素を店頭でしっかり選びたいなら、デパ地下や製菓材料店はかなり頼りになるチャネルです。
- 富澤商店(TOMIZ)
- クオカ(cuoca)
- プロフーズ(Profoods)
- 百貨店内の製菓材料コーナー など
こうした専門店では、
・共立食品などの粉末食用色素 黒
・業務用の黒色食用色素(黒色2Bなどの粉末タイプ)
・ウィルトンやシェフマスターなど、海外製ジェルカラーの黒(Black / Coal Black)
といった商品が豊富に揃っていることが多いです。
「どんなタイプが自分の用途に合うか分からない」という場合は、店員さんに相談しながら選べるのも大きなメリットです。
ディスカウントストアに売ってる?
ドン・キホーテ、ロピア、トライアル、ラ・ムーなどのディスカウントストアでも、店舗によっては製菓材料コーナーが充実しており、
・食紅(食用色素)
・ブラックココアパウダーなど、黒っぽく着色できる原料
を扱っていることがあります。
ただ、ディスカウントストアは
- 店舗によって品ぞろえのクセが強い
- 入荷するとすぐ売り切れて、その後見かけないこともある
といった特徴があるため、他の買い物のついでにチェックしてみる程度の感覚で探すのが良さそうです。
通販に売ってる?
黒の食用色素を一番確実に手に入れたいなら、通販がいちばんラクで選択肢も豊富です。
代表的なのは、次のようなサイトです。
- Amazon(アマゾン)
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- 製菓材料専門店のオンラインショップ(富澤商店、Profoods など)
通販では、
・共立食品の「食用色素 黒」や、黒を含む5色セット
・シェフマスターやウィルトンのジェルカラー(Black / Coal Black)
・業務用の黒色食用色素(粉末タイプ)
など、用途に合わせてかなり細かく選べるのが魅力です。
販売チャネル比較表
| チャネル | 入手しやすさ | 主な例 | 特徴・コツ |
|---|---|---|---|
| スーパー | ★★★☆☆ | イオン、イトーヨーカドー、西友 など | 製菓材料コーナーに食紅コーナーがあれば黒が見つかることも。 |
| 100均 | ★★★★☆ | セリア、ダイソー など | セリアの「粉末食用色素 黒」など、少量を安く試したいときに便利。 |
| コンビニ | ★☆☆☆☆ | セブン、ファミマ、ローソン など | 基本的に取り扱いは少なめ。製菓コーナーがある大型店でまれに見つかる程度。 |
| ドラッグストア | ★★☆☆☆ | ウエルシア、マツキヨ、スギ薬局 など | 食品・製菓材料コーナーが広い店舗で、食紅の一種として置いてあることも。 |
| 業務スーパー | ★★☆☆☆ | 業務スーパー | 業務用製菓材料が充実している店舗なら可能性あり。棚をじっくりチェック。 |
| カルディ | ★☆☆☆☆ | カルディコーヒーファーム | 色素単体は少なめ。イベント用のデコセットに黒が含まれることも。 |
| 成城石井 | ★★☆☆☆ | 成城石井 | 輸入製菓材料コーナーで、カラーセットの一部として扱われることがある。 |
| コストコ | ★☆☆☆☆ | コストコ | アイシングカラーセットなどに黒が入っている場合あり。入荷時期次第。 |
| デパ地下・製菓材料店 | ★★★★☆ | 富澤商店、クオカ、Profoods など | 粉末・ジェル・業務用まで種類豊富。用途に合わせて相談しながら選べる。 |
| ディスカウント | ★★☆☆☆ | ドンキ、ロピア、トライアル、ラ・ムー など | 店舗ごとの差が大きい。製菓材料とブラックココアの棚をチェック。 |
| 通販 | ★★★★★ | Amazon、楽天、Yahoo! など | 最も確実で種類豊富。粉末・液体・ジェル、天然由来など細かく選べる。 |
通販での選び方
通販で黒の食用色素を選ぶときは、次のポイントを意識すると失敗しにくくなります。
- タイプで選ぶ:クッキー生地やパン生地に練り込みたいなら粉末タイプ、アイシングやクリームをしっかり真っ黒にしたいならジェルタイプが便利。
- 発色の強さで選ぶ:ウィルトンやシェフマスターなどのジェルカラーは少量で濃く発色しやすいので、アイシングクッキー向き。
- 原料で選ぶ:植物炭末色素など、原料表示を見て安心できるものを選ぶと気持ち的にも使いやすい。
- 内容量で選ぶ:たまにしか使わないなら少量サイズ、頻繁に使うなら業務用や大容量がお得。
- レビューをチェック:「どれくらいの量で真っ黒になるか」「味への影響は?」など、実際に使った人の声も参考になります。
今すぐ欲しい人の最短ルート
「できれば今日〜明日中に手に入れたい」という場合は、次のような順番で探すと効率的です。
- まずは通販の即日・翌日配送をチェック:Amazonの「お急ぎ便」など、最短で届く商品がないか確認。
- 次に100均&スーパー:セリアやダイソーの製菓コーナー、イオンなどの製菓材料売り場で黒がないか探す。
- 製菓材料店やデパ地下:近くに富澤商店や製菓材料店がある場合は、黒の食用色素やジェルカラーが置いてある可能性が高いです。
価格の目安
黒の食用色素は、タイプや内容量によって価格帯がかなり変わりますが、おおよその目安は次のとおりです。
- 100均の少量パック:1袋あたり税込110円前後
- 市販粉末タイプ(2〜5g程度):税込200〜600円前後
- ジェルカラー(20〜30g前後):税込400〜1,000円前後
- 業務用粉末(50g前後):税込500〜1,500円前後
同じ「黒」でも、発色の強さや含まれている色素の種類によって必要量が変わるため、実際に使ってみながら自分好みの濃さに調整していきましょう。
保存方法
黒の食用色素を長く、安心して使うために、次のポイントを意識して保存するのがおすすめです。
- 直射日光・高温多湿を避ける:戸棚や食品庫など、涼しく乾燥した場所で保管。
- しっかりフタや袋を閉める:粉末タイプは湿気でダマになりやすいので、使用後は密封して保存。
- スプーンや爪楊枝は乾いたものを使う:ジェルや粉に水分が入ると品質劣化やカビの原因になるため、必ず乾いた器具を使う。
- 賞味期限を確認:添加物とはいえ永遠に使えるわけではないので、パッケージの期限表示を目安に早めに使い切る。
おすすめの使い方
黒の食用色素は、使い方次第で仕上がりや味の印象も変わります。
- アイシングクッキー:白いアイシングを少しずつ黒くしながら好みの濃さに調整。最初に少量のココアや黒ごまペーストで下地を濃いグレーにしておくと、色素の使用量を抑えやすくなります。
- スポンジ・クッキー生地:粉末タイプを少量ずつ生地に混ぜていきます。ブラックココアなどと併用すると、深みのある黒色にしやすいです。
- キャラ弁のパーツ:少量の水で薄めた黒を、筆やつまようじで「目や口」を描くように使うと、細かい表情づけができます。
- ハロウィン・推し活カラー:黒×オレンジや黒×推し色の組み合わせで、イベントらしいスイーツに仕上げるのも楽しい使い方です。
- 少しずつ足す:黒は少量でも一気に濃くなりやすいので、「ちょっと薄いかな?」くらいから少しずつ足していくのが失敗しにくいコツです。
よくある質問(Q & A)
Q1. 黒の食用色素はどこで買うのが一番おすすめですか?
A. 種類や発色にこだわるなら通販や製菓材料店、とりあえず少量試したいなら100均やスーパーの製菓コーナーがおすすめです。用途と頻度に合わせて選ぶとよいです。
Q2. 100均の黒い食用色素でもちゃんと発色しますか?
A. しっかり真っ黒にしたいアイシングなどでは、何度か色を足す必要がありますが、クッキーの模様や軽い着色なら十分使えます。濃度を見ながら少しずつ足して調整しましょう。
Q3. 黒いお菓子を作ると、口の中も真っ黒になりますか?
A. 濃く着色した場合は、どうしても歯や舌に色が付きやすくなります。気になる場合は、色素の量を控えめにしたり、黒ごまやココアなどの自然な黒い食材と併用するのがおすすめです。
Q4. 黒の食用色素とブラックココアはどう使い分ければいいですか?
A. ブラックココアは風味も一緒に変えたいとき(ほろ苦いチョコ風味)に向いていて、食用色素は味をあまり変えずに色だけしっかり付けたいときに便利です。両方を少しずつ組み合わせると、見た目と味のバランスを取りやすくなります。
Q5. 余った黒の食用色素はどれくらい持ちますか?
A. 商品やタイプによって異なりますが、未開封なら数か月〜数年の賞味期限が付いているものが多いです。開封後も、直射日光や高温多湿を避けて保存し、パッケージの期限表示を目安に早めの使い切りを心がけましょう。
まとめ
食用色素 黒は、アイシングクッキーやキャラ弁、イベントスイーツ作りに欠かせない便利アイテムですが、赤や黄色に比べると店頭での取り扱いがやや限られています。
・イオンなどの大手スーパーの製菓コーナー
・セリアやダイソーなどの100均
・富澤商店などの製菓材料専門店やデパ地下
・Amazon・楽天などの通販サイト
を組み合わせて探していくと、自分の用途に合った黒の食用色素が見つかりやすくなります。
少量から試せる商品も多いので、まずはお手頃なものから試してみて、発色や使い勝手を確認しながら、お気に入りの一品を見つけてみてください。
📝この記事の内容は執筆時点での参考情報です。商品の取り扱い状況や価格は時期や地域によって変わることがあります。
